離乳食後期の進め方 3回食は難しい?タイムスケジュール、授乳リズム、量や献立について
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くまです。
離乳食を始めて4ヶ月が経ち、娘ちゃんも9ヶ月になりました。
徐々に離乳食後期へ移行していく時期です。後期は3回食も開始します。今回も進め方やタイムスケジュールなど、離乳食幼児食コーディネーター取得にあたり勉強した内容をおさらいしたので、ご紹介します。
離乳食後期の進め方 3回食は難しい?タイムスケジュール、授乳リズム、量や献立について
離乳食後期の進め方 ポイントと注意点
ステップアップの目安
9ヶ月に入ると赤ちゃんは、エネルギーや栄養素の約4割を母乳やミルクから、約6割を離乳食からとるようになります。
食事の様子が以下の項目に当てはまるようなら、離乳食後期にステップアップしても良い頃です。
- 離乳食1回につき、主食と主菜を合わせて赤ちゃん用の茶碗1杯分食べることができる
- 口をよく動かして食べている
食べさせ方は?
離乳食後期からは、手づかみで食べたり、柔らかいものを前歯で噛み切って食べるようになります。その時のポイントは以下の3つです。
- 目の前にある食べ物をつかみ取ろうとしますが、発達の過程のため、厳しく制止しない
- 舌の発達が遅れがちになるので、コップの練習を始める
- 自分で食べたり飲んだりするようになるので、テーブルは肘が届くもの、椅子はやや前傾姿勢が取れるものを使う
つかみ食べやコップ練習などは、ついつい過度に手助けしたり、汚れないように止めてしまいがちです。私も毎日そうしたい気持ちに駆られています。ですが、発達の大事な過程なので、なるべく大きな心で見守ってあげたいですね。
以前より食事内容の工夫を
離乳食後期になると、前述の通り栄養の約6割を離乳食から取るようになります。そのため、今まで以上に栄養のバランスを考えたり、食事内容を工夫する必要があります。
その際のポイントは以下の3つです。
- 不足しがちな鉄やビタミンDを積極的にとる
鉄はレバー、牛肉や豚肉の赤身、ひじき、ほうれん草など、ビタミンDは鮭などに多く含まれます。マグロの赤身、イワシ、卵は両方を多く含みます。意識して取り入れましょう。
我が家はよくこちらの「まるごと鶏レバー」という粉末タイプのレバーをおかゆにかけています。
- 様々な食材を経験させる
食材の好き嫌いが出てくる頃ですが、この時期は味よりも食べにくさが原因のことが多いです。適切なかたさや大きさ、とろみをつけたりなど工夫してみましょう。月齢に合わせたベビーフードを参考にするとイメージが湧きやすいのでおすすめです。
とろみについて、私はパルシステムで購入したとろみちゃんという水溶き不要の片栗粉を使用しています。水溶き片栗粉でやるより、失敗しにくく、とろみづけのストレスが無くなりました。同じメーカーのものが楽天・Amazonなどでも売っていました。
- つかみ食べや様々な調理方法で「食べたい」という気持ちを育てる
食べることに興味を持ち、つかみ食べをするようになる頃です。野菜スティックや小さく切ったパン、小さいおにぎりなどを用意してみましょう。自分で食べることの楽しさを認識するようになります。といっても我が家もそうですが、すぐにつかみ食べができるようになる訳ではありません。汚れても良い用意をする、遊んで集中しない場合は切り上げるなど、なるべく親もストレスを溜めないようにしたいですね。
つかみ食べの比率が増えてきたら、専用のお皿を買うのも手だと思います。
1日のタイムスケジュール、授乳リズム
離乳食中期までのタイムスケジュールにもよりますが、目安は下記のようなスケジュールです。
6:00 授乳(ミルク)
10:00 朝食+授乳(ミルク)
14:00 昼食+授乳(ミルク)
18:00 夕食+授乳(ミルク)
22:00 授乳(ミルク)
1日3回の食事リズムが整ってきたら、朝を9時、昼を13時、夜を18時といった具合に、少しずつ大人に近づけていきます。昼と夜の間、15時ごろにおやつをあげ始めても良いです。この時期はまだ離乳食後・授乳タイミングの母乳もミルクも好きなだけ与えます。
昼寝時間とのバランスも大変になってきます。昼寝と食事の時間がぶつかってしまったら、無理に起こさず、目を覚ましてから食べさせてOKです。食べる時間が遅れたら、次の離乳食時間も遅らせます。
ちなみに、我が家は22時の授乳を夜中0時にしています。この時間が20~21時ごろ就寝するため、ある程度まとまって寝てから起こすことができますし、夜中に目覚めることもほぼないからです。
食べ物のかたさ、大きさ
この時期は歯茎で潰せる程度のかたさが目安です。よく「バナナのかたさ」をイメージすると良いと言われています。やわらかすぎてもかたすぎても丸呑みの原因になるので、口元と頬が動いているかをよく観察しましょう。よく噛めているようなら、徐々に大きくかたくしていきます。食材の大きさは前半5mm角程度、8mm角程度です。
食材の種類
この時期は牛・豚肉の赤身、アジやイワシなどの青魚、細かく刻んだきのこなど、食べられる食材の数が格段に増えます。バランスよく、様々な食材を使うようにします。
1回の目安量
炭水化物
5倍がゆ…90g →食べられるようであれば10ヶ月ごろから軟飯(80g)にしてもOK
パン…1/2枚 →塩分や油脂の少ないものを選びましょう 我が家はpascoの超熟国産小麦です
パスタ…20g →表示より長く茹でたり、赤ちゃん用のものを、短く切って与えます
野菜・果物
葉物野菜や根菜など数種類組み合わせて、1回あたり30〜40gとるようにします。
数種類の野菜を一度に簡単に取れるストックについてはこちらの記事でご紹介しています。
魚、肉、大豆製品など
食べることのできる食材がぐんと増えます。1回の食事で2種類の食材を使うときはそれぞれ半分の量にします。しっかり鉄・ビタミンDを補給しましょう。
回数も量も増えてきたらベビーフードも上手く活用しよう!
離乳食後期になると、食材の量も種類も沢山用意しないとなりません。一方、遊び食べをしたり、食べない日や時間帯があると、作る方も気力がなくなってしまいがちです。
そんな時は、「1食や1品をベビーフードに置き換える」「生協の冷凍品・お湯で溶かすだけの粉末・フレーク状のものを使う」など、上手く手抜きしながら進めましょう。
一番は親も子供も「食事が楽しい」と思える気持ちの余裕と雰囲気作りだと思います。
というわけで、今日は離乳食後期の進め方についてでした。
といっても、つかみ食べ・大量のストック作り・食材の大きさかたさなど、マニュアル通りにはいかず、毎日試行錯誤です。離乳食作りに奮闘中のみなさま、一緒に頑張りましょう!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考:「離乳食・幼児食コーディネーターテキスト」
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